通訳案内士 二次試験のシチュエーション問題 想定問答10選|「共感→代案」の型で全部解ける

二次対策の記事で書いたとおり、シチュエーション問題の答えは知識ではなく対応の順番です:①まず気持ちを受け止める(共感)→②できることを示す(代案)。この記事では、頻出の10場面でこの型を練習します。
練習の前に:万能の英語キーフレーズ
- 共感: "I completely understand how you feel." / "I'm so sorry to hear that."
- 代案への橋渡し: "Let me see what I can do." / "Here's what I suggest."
- 確認: "Would that work for you?"
この3点セットだけで、どの場面でも会話の骨格が作れます。
想定問答10選
①電車が遅延・運休してしまった
共感(旅程が崩れて不安ですよね)→代案(代替ルートを調べる/順番を入れ替えて後で戻る)。「私が調べます、任せてください」という主体性を見せるのがポイント。
②行きたかった施設が臨時休業だった
共感→代案(似た体験ができる場所を提案)。"There's another place I'd love to show you instead." と代わりの提案を楽しそうに言えると高評価です。
③食事制限(ベジタリアン・アレルギー・宗教)に対応したい
まず制限の内容を正確に確認("Could you tell me more about what you can and cannot eat?")→対応できる店を提案。安全に関わることは曖昧にしない、が鉄則です。
④ゲストの体調が悪くなった
最優先は安全。休める場所へ→水分→必要なら医療機関。"Your health comes first. The tour can wait." この一言が言えれば満点級です。
⑤買った商品を返品したいと言われた
共感→事実の説明(日本では未使用でもレシートがないと返品できない場合が多い)→代案(お店に一緒に行って交渉してみましょう)。できない約束をしないことも誠実さです。
⑥人数分の予約・座席が確保できない
共感→選択肢の提示(分かれて座る/時間をずらす/別の店)。選択肢を2つ以上並べてゲストに選んでもらうと、押し付け感がなくなります。
⑦写真撮影禁止の場所で撮影したがっている
角が立たない伝え方の練習です。「ルールだからダメ」ではなく、理由+代案("Photography isn't allowed here to protect the artwork, but there's a great photo spot just outside.")。
⑧雨・台風で予定していた屋外観光ができない
共感→屋内の代替プラン。プレゼン対策で仕込んだ美術館・博物館・食文化ネタがそのまま代案の引き出しになります。
⑨ゲストが集合時間に遅れる・迷子になった
まず落ち着かせる("Don't worry, stay where you are.")→目印を聞いて迎えに行く。責めないことが何より大事です。
⑩子供が飽きてぐずってしまった
共感(長い移動は大人でも疲れますよね)→代案(子供が楽しめる要素を差し込む:公園休憩・おやつ・クイズ)。家族全員がゲストという視点を見せましょう。
練習方法
- 上の10場面を紙に書き出し、ランダムに1つ選んで声に出して30秒で対応する
- 慣れたらオンライン英会話の講師にゲスト役を依頼して、アドリブ性を上げる
- どの場面でも「共感→代案→確認」の順番になっているか、録音して自己チェック
まとめ
- 覚えるのは場面ではなく「共感→代案→確認」の型ひとつ
- 安全と正確さが絡む場面(③④⑤)は、曖昧にしない誠実さが評価される
- 試験対策がそのまま現場のトラブル対応になる。損のない練習です